日本のキムチは、キムチではない?
こんにちは!
キムチ大好きオヤジです。
さて、なんで日本の焼肉屋でキムチをたのむと
色が赤いだけで、酸味もなく、
塩辛いだけのキムチが出てくるのだろう?
と疑問を持ちませんか?
大手チェーンの焼肉屋だから、
会社内で、メニューに関してあれこれ会議にかけて
これなら売れるだろうとゴーサインが出たうえでの
店頭メニューなのでしょう。
ということは、多くの人に好まれる味でなければ、
商売にならないはずので、このキムチの味が
正解なのでしょうか?
だとすれば、私が「キムチ」と呼んでいるものは、
なんなのでしょう?
ということになってしまいます(悲)
わたしは、韓国や朝鮮の生まれではありません。
日本で生まれ、日本で育ちました。
ただ、少しちがうところは、5~6歳のころ、
隣に、池さんという韓国のおばあちゃんが
独りで住んでいたのですね。
そのおばあちゃんは、自分の家の小さな小屋の中で
キムチを漬けていました。
そのころは、キムチと言わず
「朝鮮漬け」と呼んでいましたが・・
その朝鮮漬けを漬けるのを、私はいつも手伝っていたんです。
そして、しばらく寝かせておいた朝鮮漬けを
「そろそろ、食べれるよ~ うまいにっ!」
(すみません。ここは、名古屋です。
「うまいに」というのは、「おいしいよ」という意味です。)
といって、私に、ご飯と一緒にごちそうしてくれました。
これが、私のキムチの原体験なのです。
発酵が進み、すっぱくなったキムチは、
最高のご飯のオカズでした。
5~6歳のころですから、
酸っぱい味は苦手のはずなのに・・
キムチの本場、韓国仕込の味ですから、
本物中の本物です。
大きな樽に、白菜を重ね、
その間に、人参と小さな魚、
あと、よくわからない色々なものが
入っていたのを覚えています。
色は、とにかく真っ赤です。でも食べる時は
辛くないのが、本当に不思議でした。
子供の頃に、こんな体験をしている私にとって、
今の日本でいうキムチは、ぜんぜん物足りません。
おばあちゃんは、もうはるか昔に亡くなりましたが、
池おばあちゃんの朝鮮漬けの味が、恋しいばかりでした。
そんな時、大阪の鶴橋にキムチ専門店があるのを、
テレビで知り、ネット通販で取り寄せてみました。
この写真が、この店で買ったキムチです。
下の写真の、左上から時計回りに
・カクテキ
・キュウリ
・スルメ
・レンコン
・定番の白菜キムチ
おばあちゃんのキムチそのものです。
うれしくて、食べながら泣きそうでした(泣き笑)
皆さん、こういう味のものを「キムチ」っていうんですよ。
なつかしい「朝鮮漬け」の味です。
鶴橋のこの店で買いました。
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